ガイド山行記録

2022年7月16日〜17日 吾妻山縦走

【ガイド山行】2022年7月16日〜17日お客様と吾妻山縦走しました。
天気予報が前日まで全行程で雨予報となっており、雨覚悟の山行でした。
しかし初日のスタートは浄土平から高曇りで、その日は終日曇り。
2日目、朝一は霧雨でしたが、その後は晴れたり曇ったりと結局2日間雨には殆どの降られませんでした。
今回の行程は、浄土平から東吾妻山に登り、一切経山を経て明月荘(避難小屋)に宿泊し、西吾妻山、西大巓を登りグランデコスキー場に降りてくるルートです。

吾妻山について

福島市の西部から山形市の南部にかけて連なる大火山帯の吾妻連峰(通称、吾妻山)。
東吾妻山、一切経山などから成り、最高峰は2,035メートルの西吾妻山です。
ルートやアクセスは下記のリンクを参考にして下さい。

浄土平〜東吾妻山〜一切経山

浄土平スタート。
今回のお客様は3名様です。

浄土平から一切経山方面。
あちこちから噴気が上がっています。

東吾妻山の登り。
脇にはモミジカラマツ。
登山道には前日降った雨が川のように流れています。

スタートから約1時間。
東吾妻山(1975m)。
曇っていて分かり辛いですが、那須の山や飯豊山方面が望めました。

東吾妻山からの下り。
鎌沼と一切経山。

さっき登頂した東吾妻山。

鎌沼周辺にはコバイケイソウが多く咲いていました。

一切経山の登り。

一切経山(1949m)
曇が分厚く、ここからは何も展望できませんでした。

一切経山〜明月荘

一切経山から五色沼と家形山方面。

鞍部付近から一切経山。

オトギリソウ。

家形山を過ぎ、樹林帯の縦走路。

こんな感じの道が続きます。

ニセ烏帽子山(1836m)

いい感じに撮影できたギンリョウソウ。

アズマシャクナゲ。

烏帽子山(1879m)

昭元山(1892m)
こんな感じで何個もピークを越えていきます。

この日最後のピーク、東大巓付近にイワカガミとチングルマがまだ残っていました。

蔵王。

ようやく今日の宿泊地(避難小屋)の分岐まできました。

分岐から20分くらい下ると明月荘に到着。

水を汲みに少し下るとヒナザクラの群生に出くわしました。

明月荘〜西吾妻山〜グランデコスキー場

2日目の朝は霧雨。
夜は土砂降りでした。

ベニサラサドウダン。

出発して1時間半くらい。
ガスが取れて晴れてきました。

アオノツガザクラ。

イワイチョウ。

ヒナザクラ。

チングルマ。

西吾妻山の登り。

西吾妻山(2035m)
ここからの展望はなし。

西大巓の鞍部付近に写真では分かり辛いですが、シナノキンバイの群生。

今回の行程最後の登りです。

西大巓山頂付近から西吾妻山。
写真には納められませんでしたが、遠くに前日歩いた縦走路も望めました。

グランデコスキー場まではひたすら急な下りが続きます。

グランデコスキー場到着。
この日宿泊するペンションやませさんに送迎していただきました。

まとめ

2日間で合計30㎞、前日に降った雨で登山道の状態があまり良くないという状況で非常にタフな行程となりました。
そんなタフなルートの中、普段見ることのない東北の山や、高山植物を楽しみ、結果的にほぼ予定通り、無事全行程を歩く事ができました。
今回もご参加いただき有難うございました。
その他のガイドプランはこちらからご確認ください。

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登山ガイド 葛谷 涼

登山ガイド 葛谷 涼

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