ガイド山行記録

2022年10月27日 長野県側からの小秀山

お客様のご依頼で長野県側(王滝村)から小秀山に登りました。
小秀山といえばほとんどの人が岐阜県の乙女渓谷から登ると思いますが、今回は長野県側から登りたいというご依頼でした。
岐阜県側から登るとコースタイムが往復8時間くらいかかる為、日帰りだと厳しい方もみえると思います。
長野県側から登ると4時間ほどで往復できる為、登山口までのアクセスを除けばこのルートはかなりオススメです。

小秀山

小秀山は岐阜県と長野県にまたがる1982mの山となり、200名山にも数えられえており多くの登山者に登られています。
一般的には岐阜県側の乙女渓谷、ニノ谷口登山口から登り小秀山を周回するルートをとる人がほとんどと言えます。
岐阜県側からのルートの詳細はこちらをご参考にして下さい。

また今回歩いた長野県側(王滝村)からのルートは岐阜県側からのルートと比べるとコースタイムが半分ほどで登れるのと、登山口も1300m以上ある為、比較的楽に小秀山に登ることができます。
見晴らしも良く、登山道も整備されている為オススメのルートですが、登山口までのアプローチがやや大変です。
林道も1箇所アスファルトが剥がれている所がある為、車高の低い車はおすすめ出来ません。
駐車場は下の地図に記載されている場所で、車も何台か停めることが出来ます。

長野県王滝村から小秀山

小秀山登山口。
初めの20分ほど樹林帯の急登が続きます。

急登を終えると開けた尾根。
1年を通して登山者は少ないですが、しっかり笹刈りしてあります。

小秀山方面。
写真では分かりにくいですが、紅葉が本当に綺麗です。

知恵の輪と書いてありましたがどうやって使うかよく分からなかった。

フクロウ岩。
このルート場には多くの奇岩があります。

尾根に上がると30分ほど傾斜が緩くなり、紅葉を楽しみながら歩くことが出来ます。

緑と赤のコントラストが本当に美しい。
少しずつ標高を上げていきます。

奥に中央アルプスが見えます。

標高を上げると再度、樹林帯に入ります。
樹林帯に入ってからは少し傾斜が緩くなり気持ちの良い登山道が続きます。

標高では無く、このルートの標高差です。
この看板が見えたらもう少しです。

少し雪が残っていました。

小秀山登頂。
御嶽山を目の前に望むことが出来ました。
ここまでゆっくり歩いても2時間半。
岐阜県側から登るとコースタイム通り歩いても4時間半はかかります。

車のアプローチに時間がかかる為、10時から登り始めましたが、15時ごろに下山する事が出来ました。
写真は王滝村の自然湖という場所。
大正池みたいで幻想的な場所でした。


今回もご参加頂きありがとうございました。

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登山ガイド 葛谷 涼

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